現在、本院アーチェリー部は、男女とも関東の1部リーグに所属し、6月末に行なわれる「王座決定戦」出場を目標に練習に励んでいます。「王座決定戦」への挑戦権は、関東では1部リーグに所属するチームのみが持っているので、本院アーチェリー部は、全国に挑戦する権利を持ったチームと言えます。
目標である「王座決定戦」に出場するためには、4〜5月に行なわれるリーグ戦でブロック2位以上に入らなくてはならず、そのために春休み中は練習に励んでいます。
通常時の練習は、週1〜2回の合同練習のほか、週700〜1000射程度の自主練習を行い、技術向上に努めています。また、弓を引き続けるための筋(持久)力トレーニング、ランニングなども行なっています。
休日は、休養に充てる選手もいますが、全日本選手権大会等出場権を得るために、個人で都県の主催する大会に出場し、成績を上げている選手もいます。アーチェリーは基本的に個人競技なので、例えば、2か月後に目標となる試合にエントリーし、それに合わせて自分でコンディションを整えていく・・・セルフコントロールを行なう・・・ことが可能な競技といえるでしょう。日々のコンディション作り(=技術向上)は自分次第なのです。
また、大学からアーチェリーを始めた選手も数多くおり、2007年度女子王座決定戦に出場した選手の全員、4〜5年以内に全国大会に出場した選手の多くがそれに該当します。
全国を目標とする以上、練習は決して楽とは言えません。また、練習したからといって、すぐに上達するわけではないですが、練習しなかったら確実に上達しません。だからこそ、継続的に練習に取り組むわけです。辛い練習や経験を経てこそ、大きな試合での栄達や達成感を得られるのです。あるいは、ともにやり遂げるからこそ、真の意味での仲間ができるのだと思います。
大学に入学して、これから「やりたいこと」が本当にたくさんあると思います。大学生活の4年間は、社会に出るまでのモラトリアムの期間と言えるでしょう。4年間勉強して、遊んで、恋愛して、いろいろして、悩んで、経験して・・・皆さんの大学生活で「やりたいこと」の中の1つにアーチェリーがあれば、もし「何か新しいこと」を始めたいと考えているのであれば、ともに練習に励んで行きませんか? 必ず何か得るものがあり、最高に充実した4年間になるはずです。