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ア ー チ ェ リ ー 競 技 の 説明
● アウトドアターゲットアーチェリーラウンド（FIFAラウンド） ＜個人戦＞ 屋外のフラットな競技場で、4つの距離（男子：90、70、50、30m。女子：70、60、50、30m）を各36射、合計144射します。満点は1,440点で各距離の合計点数を競います。国内で最もメジャーな競技形式です。ちなみに日本記録は、男子1,355点、女子1,363点 距離と標的の大きさ、制限時間等は次の表のとおりです。
標的は、長距離・短距離とも、5色の色環帯（中心から、黄、赤、青、黒、白色）がさらに10個の得点帯に分割され、長距離標的では直径12.2cm、短距離標的では直径8cmの中心円が10点になり、一番外側が1点となります。 なお、10点の中にインナー10がありxと表示されます（点数は10点）。ラウンドが終了し、同点の場合、10点数＋x数、次いでx数が多い方が高順位となります。
世界選手権大会ではFITAラウンドが予選となり、男女上位128名が決勝ラウンドに進出することができます。全日本選手権大会では、男子32名、女子16名が決勝出場のカットラインとなっています。 決勝ラウンドはトーナメント方式となり、1対1のマッチ戦が、70mの距離で122cm標的を使って行われます。射つ矢数は1マッチ、12本の120点満点（3射×4回）、対戦は、あらかじめ定められた組合せ表により、1位対128位、2位対127位（全日本では、男子は1位対32位、女子は1位対16位）となります。 決勝戦、３位決定戦、など、メダルがかかる対戦では、二人の選手が交互に1本ずつ射ち、その都度、得点がアナウンスされます。それまでは、両選手が同時に射って勝敗を決めます。
＜団体戦＞ 予選ラウンドのチームの上位3名の合計点により、16チームが団体戦に出場することができます。距離は70m、標的は122cmです。 団体戦は、2分6射を4回行います。（24射のマッチ戦）各チームの選手は、1回に2本ずつ射ちます（3選手×2射×4回＝24射、240点満点）。ちなみに日本記録は、男子228点、女子221点です。 現在、国内で全国レベルの公式の団体戦が行われているのは、国民体育大会、全日本実業団大会、全日本学生アーチェリー男女王座決定戦と全国高校選手権（インターハイ）の4大会だけです。 本院は、王座決定戦出場を目標に練習しています。
● インドアターゲットアーチェリーラウンド
室内において、18ｍの距離を合計60射します（2分3射を20回行なう。600点満点）。 標的の大きさは40cm（10点の直径は4cm）で、ターゲットと同様5色の色環帯（中心から、黄、赤、青、黒、白色）がさらに10個の得点帯に分割されています。 なお、インドアの場合、1射の最高点は10点となり（アウトドアターゲットと異なり?は存在しません。）、同点の場合、10点数、次いで9点数が多い方が高順位となります。 世界選手権大会や全日本選手権大会では、5点以下をカットした標的（直径20cm）を1枚の紙に3個、縦に並べた的紙を使用します。選手は、3本の矢を3個の標的に、別々に射ちます。1標的に2本の矢が当たっている場合、高得点の矢は0点となります。 1対1のマッチ戦だけが行われる決勝ラウンドは、アウトドアターゲットとほとんど同じ流れになります。 ちなみに個人の日本記録は、男子593点、女子588点、団体の日本記録は、男子237点、女子228点です。
● フィールドアーチェリーラウンド
1的3射を24コース回ります。山や谷などの自然の地形を生かしたコースを造設するため、射ち上げ・射ち下ろしの標的が任意に設定されます。 24コース中、12コースは距離標示があり（MARKED）、残り12コースは距離標示がありません（UNMARKED）。ただし、UNMARKEDについては、全日本フィールド選手権大会、全日本学生フィールドアーチェリー選手権大会以外ではほとんど行なわれていません。 標的の大きさ距離は次のとおりです。
標的は、2色（黄、黒）の色環帯に分かれ、さらに黒の部分が更に4つの得点帯に区分されています。また、黄色の中も6点、5点の得点帯に区分されています。1射の最高点が6点ですので、満点は432点ということになります。
なお、同点の場合、6点数＋5点数、次いで6点数が多い方が高順位となります。
その他 ランアーチェリー クラウトラウンド フライトアーチェリー デュアルマッチラウンド フォーレストラウンド ３Ｄアニマルラウンド ※ 本院では行なっていません。
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